皆さん、こんにちは。
この度、東船橋の駅前という非常に静かで落ち着いた場所で乳腺専門クリニックを開院する事となりました。
船橋の地とは2008年4月に船橋中央病院(現JCHO船橋中央病院)外科に唯一の乳腺外科医師として赴任した時からのお付き合いであり、2014年4月に千葉医療センターへ異動となった後も、地域の中核病院であります板倉病院で月1回の乳腺外来を継続させて頂いており、14年近くになろうとしています。
乳腺外科医として生きていく事を決めてから20年以上が経過しておりますが、この20年の間にもの凄い勢いで乳がんや乳腺疾患を取り巻く環境は変わってきていると実感しています。
ピンクリボン運動を始めとした乳がんの啓発活動は盛んとなり、乳がん検診の受診率は年々増加傾向を示しております。
また検診内容も年齢や乳腺の状況に応じた選択も少しずつですが可能となりつつあります。
ただし、乳がんの患者さんが年々増えているにもかかわらず、乳がんや乳房の検査や治療をする施設や医師が凄く増えているという印象はなく、特に大学病院やがんセンター、地域のがん拠点病院に患者さんが集中し、外来が非常に混雑しているのが現状だと思われます。
当院は検査や検診を主に行っていきますが、大学病院やがんセンターの様な専門施設と同様のレベルの検査や外来診療を多くの方々が気軽に受けられるようにと考えており、20年に渡って積み重ねた知識と経験を基に、今まで勤務した施設と同じレベルで診療を行っていけるよう努力する所存であります。そのために医療機器も厳選致しました。
また、船橋中央病院在任中から積極的に関わってきた妊娠・授乳期の乳腺炎等の乳がん以外の良性疾患にも力を入れていく予定であります。
私自身、これまで多くの患者さんに支えられ、育てて頂いたと強く実感しておりますので、医師人生の半分以上を過ごしている船橋の地で、乳房に関する不安や心配を抱えている方々に、多くの安心をお返しする機会を頂けたと思っております。
少しでも皆さんのお役にたてる様に頑張る所存でおりますので、宜しくお願い致します。
船橋乳腺クリニック 院長
中野 茂治(なかの しげはる)